TIPS 適正な給与計算のポイント

土台づくりから
細かな情報把握までぬかりなく

企業様の成長においても、従業員からの信頼を得るためにも、「正確な給与計算」はとても重要です。しかしその実現には煩雑な業務が伴うため、容易ではありません。
どのようなことに気を付ければ、正当な給料を大切な従業員に渡せるのか。ここでは4つのポイントについてご紹介してまいります。

  • Point.01 正確な労働時間の把握

    勤怠管理システムを導入していても、必ずしも労働時間が正しく把握されているとは言えません。なぜなら、朝、打刻されている時刻が就業開始時刻とは限らないからです。何時から何時までが通常の労働時間なのかを明確にしたうえで、管理しなければなりません。休憩時間も同様です。ココが適正に管理されていないと、残業時間を把握できません。労働時間を正しく把握することが、正しい給与計算の第一歩です。

  • Point.02 有給休暇・欠勤・休業管理の徹底

    「出勤していない」という同じ状況でも、それが有給休暇なのか、欠勤なのか、休業なのかによって、給与計算は異なります。特に休業においては、通常、休業の種類に応じて有給・無給が就業規則で定められているのです。給与額に影響が出ますので、適正な管理が求められます。

  • Point.03 入退社や家族異動情報の適宜把握

    扶養家族の人数が変動した場合などには、家族手当が付く・付かないといった問題も生じます。また所得税にも差が出てきます。そのため、家族の異動情報把握も給与計算には欠かせません。

  • Point.04 労働契約内容の反映

    労働契約は、昇給・降給があった際に締結されなおすものであり、変形労働時間制の適用は個々の契約内容に記載されていることが通常です。変動後の契約内容や個々の労働契約情報が正しく反映されていないと誤った給与計算が行われます。これは、従業員からの信頼をなくしてしまう原因にもなってしまいます。

  • Point.05 労働基準法や社会保険などの
    知識・情報のアップデート

    労働基準法の改正や社会保険料率の変動には常に気を配り、最新の情報にアップデートしておく必要があります。さらにその適用時期についてもしっかり把握しなければなりません。適用時期に応じられなかった場合、退職時の社会保険料の徴収漏れが起こりやすくなります。

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